機械創造工学2013年度
機械創造工学のねらい
機械系技術者にとって実際に機械を設計・製作することは非常に意味のあることであり、その修得方法は重大な課題の一つといえます。
(ありていに言えば、機械製図、力学、材料力学、電気電子回路などなど、個々の教科は勉強することができても「モノづくり」における一連の過程として勉強することは非常に難しく、またそういった教科がないということです。)
そこで、本講義ではロボットコンテストを実施し、ある目的を持ったロボットの設計・製作を通じて、それらの向上及び、修得を目的としています。
レギュレーション
製作するロボットのサイズや重量、製作費などに12項目の規定を設けています。当然のことながら規定違反は失格となり、コンテストには参加できません。競技内容
競技種目は「玉入れ」と「綱引き」です。「玉入れ」はロボットの速度や操作性が要求されます。一方「綱引き」はロボットの力(牽引力)が要求され、速度と力という相反する要求をうまく取捨選択することでバランスのとれたロボットを設計・製作する必要があります。![]() | ![]() |
ロボットコンテスト
ロボットコンテストは2014年2月7日に予備コンテスト、2014年2月18日に本選が開催され、5チーム5台のロボットが参加しました。今回は、大学間連携事業の一環として、岡山県立大学と山口東京理科大学の教職員・学生の皆さんも観戦し、ハラハラドキドキ、歓声の中での実施でした。 ![]() | |
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片山(有) | TEAM寄せ集め |
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黄金の鉄の塊 | 大和魂 |
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アルティメットレイザー | |
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玉入れの結果
4分間で棒の上に載ったゴルフボールを取り、フィールド内の穴に入れる点数を競います。赤い玉を中央の小さい穴に入れれば3点、他の場合は1つ入れる毎に1点です。同点の場合は、残り時間が多い方が上位です。チーム名 | 片山(有) | TEAM寄せ集め |
動画 | ![]() | ![]() |
チーム名 | 黄金の鉄の塊 | 大和魂 |
動画 | ![]() | ![]() |
チーム名 | アルティメットレイザー | |
動画 | ![]() |
綱引きの結果
中央の旗が倒れれば終了です。時間内に決着がつかない場合は、紐の中央の位置で判断します。対戦 | 片山(有) 対 アルティメットレイザー | 片山(有) 対 黄金の鉄の塊 |
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対戦 | アルティメットレイザー 対 黄金の鉄の塊 | 黄金の鉄の塊 対 大和魂 |
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岡山県立大学・山口東京理科大学 教職員・学生の感想
「デザイン学部の学生ですが、大変面白く共感できた」「デザイン教育にも通じるものがある」
「ものづくりの観点から他大学の取組が見れて参考になった」
「他大学の人の意見が聞けて良かった」
「学生のトライアンドエラーの姿勢に感激した」
「すごく良い刺激になりました」