「ロボット知能化演習」ロボットコンテスト2016開催
ロボット知能化演習の課題
キューブロボット
ロボットものづくりの内、ロボット制御するソフトウエアに重きをおいた演習です。アクリル製の直方体の筐体で、2個のステッピングモータ駆動の車輪で移動します。前後左右に赤外線を用いた距離センサを搭載しています。ロボット上部には、前後左右の光量を計測する光センサを搭載しています。全ての方向の光を見逃さないように、12個の光センサを等間隔で設置し、3個一組で前後左右各方向の光を検出するようにしています。ロボットコンテストの課題は、距離センサで壁までの距離を知り、光センサでランプを見つけ、壁にぶつからないようにして、早くランプのそばに近づくことです。この制御をロボット内のマイコンにダウンロードしたプログラムで自律的に行います。動画でロボットにつながっているコードは電源用のコードで、パソコンとの通信用のコードではありません。ロボットコンテストは、2017年1月26日に開催されました。今年度からはロボットコンテストの開催場所が4号館1階のメカトロニクス実験室に変わりました。
コンテストのフィールド

コンテストの様子


ロボットの動画
A地点からの制御 | B地点からの制御 |
![]() |
![]() |
C地点からの制御(1) | C地点からの制御(2) |
![]() |
![]() |
コンテスト結果
A地点、B地点、C地点からランプ近くに到達するまでのタイムトライアルを行った。下記の表は各地点からの最短タイムである。今年度は、障害物の配置が昨年より少し簡単だったせいもあり、C地点からゴールに到達できたロボットが20チーム中16チームと多く、全体的に優秀であった。また、C地点からの最短の到達時間は8.87秒であり、初めて10秒を切るタイムであった。班 | A地点 (s) | B地点 (s) | C地点 (s) | 順位 |
A | 1.21 | 3.16 | 24.61 | 10 |
B | 2.37 | 21.87 | - | - |
C | 1.73 | 5.28 | 38.32 | 13 |
D | 1.36 | 4.77 | 15.72 | 4 |
E | 1.09 | 3.47 | 9.42 | 2 |
F | 1.47 | 7.1 | 19.03 | 8 |
G | 1.47 | 6.57 | 29.53 | 11 |
H | 2.2 | 5.06 | 18.7 | 7 |
I | 1.15 | 2.81 | 16.93 | 6 |
J | 2.38 | 5.9 | 61.34 | 14 |
K | 1.6 | 6.88 | 20.72 | 9 |
L | 1.85 | 11.23 | 37.48 | 12 |
M | - | - | - | - | -
N | 1.02 | 3.9 | 8.87 | 1 |
O | 2.2 | 12.25 | - | - |
P | 1.17 | 5.47 | 71.72 | 15 |
Q | - | - | - | - |
R* | 4.4 | 82.1 | 115.54 | 16 |
S* | 1.77 | 15.11 | 16.62 | 5 |
T* | 1.1 | 5.01 | 12.24 | 3 |
(注)表中のチーム名に"*"がついているチームは工学プロジェクトコースの学生のチームです。
優勝のNチームのメンバーとロボット
